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司法書士の今後 ~不動産登記の再考~

2010.07.21 (Wed)

7月17日(土)に千葉司法書士会の研修に参加しました。

桜美林大学の齋藤隆夫先生を講師に招いて、
なんと「司法書士の今後 ~不動産登記の再考~」というすごいテーマでした。

私は数日経過した今でも先生からの問題提起が脳裏から離れずモヤモヤしております。

実は、講師の齋藤先生は千葉司法書士会の会員でもあられ、
5年前まではバリバリの実務家ということで非常に説得力あるお話が聞けました。

先生のお話は、最初から「司法書士の閉塞感・業界の低迷」という内容から始まり、
司法書士制度のあり方論の観点から「登記か裁判の分業化」は司法書士制度の分裂につながるので、
まずは登記業務を経済的基盤にして、裁判や成年後見などの業務にあたるべきという見解でした。
司法書士の簡裁代理権は、一連の司法制度改革における弁護士制度の歪みを解消するために手中に収めたものであり、司法書士業界全体が裁判に流れていくことに警鐘を鳴らしていらっしゃいました。ちなみに、この警鐘は司法書士業界全体に対するものであって、司法書士個人に対するものではありません。

司法書士の市場の変化として、不動産登記の減少・会社登記の減少・過払請求も減少し、逆に司法書士数は増加していて、需給バランスが大きく変化していることを具体的な数字をもとにご説明いただきました。
さらに、司法書士試験合格者増加の加速化・弁護士の増加・法科大学院修了者増加と司法試験不合格者の大量排出への対応にまで話題が広がっていきました。

業界の不安解消策として、司法書士の価値観の立て直しの必要性を訴えられてました。
業務の実際における司法書士の利便性向上は、専門家制度を通しての利用者・国民の利益である。
司法書士の制度的観点に立てば、基盤は登記であり、紛争処理ないし一定の法律事務は、登記業務の安定があって成り立つ業務である。登記が制度基盤であることを司法書士業界は再認識し、司法書士が利用しやすい登記制度の構築に向け会員意識の再統合と会務の役割を果たすべきと熱く語られていました。さらに司法書士制度を確固たるものにするためには司法書士一人ひとりの業界や会への帰属意識を高める必要があるとおっしゃっていました。
地元の仲間である同業者に対して、結論はともかくタブー領域にまで踏み込まれた発言・問題提起をされた齋藤先生に私は心から敬意を表したいと思います。さらに、このテーマで研修会を設営された千葉司法書士会の執行部にも感謝申し上げます。

私は司法書士であることに誇りを持っています。ただ、その誇りが業務なりサービスなりを通して依頼者なりお客さまなりにしっかり伝わらなければ世間・社会からのニーズは低下してしまうのではないかと危惧もしております。
例えば、私の新たな試みとして、数年前から経営者・承継者・創業者向けのセミナー講師をしていますが、いまだに聴講者から「司法書士がセミナー講師をしているのは珍しいね」といわれます。さらに今月、経営者向けの書籍を出版しましたが、同様に「珍しいね」といわれます。
司法書士は、税理士や社労士のように顧問契約で成り立っている業界ではなく、しかも、登記業務に関してはダイレクトな関係ではないことが多く、現状のビジネスモデルのままいいものかと考えされられます。この仕事の流れも伝統といえますがなんとかならないでしょうか。毎年、関東ブロックの新人研修講師をして感じてはいましたが、資格取得の難易度に恥じない業界であるべきという気持ちが心底湧いてきています。

研修に参加して、今後ますますの他士業との士業間の垣根低下を考えると、業界内の競争ではなく、業界全体を盛り上げていく一助になる取り組みをしていかねばと改めて考えさせられました。私なりに依頼者なりお客さまなりの期待を超える取り組みをして司法書士の宣伝活動を徐々にしていく所存です。


千葉市中央区の千葉駅徒歩7分の司法書士法人つばさ総合事務所は、
今後も「皆さまから必要とされ、皆さまに貢献できる事務所へ」を徹底的に目指していきます。

司法書士法人つばさ総合事務所
所長 大久保博史


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